CAE

解析とは

解析とは「CAE」と呼ばれるもので、コンピュータ上に疑似的に作製した製品データを用いて、強度や破壊、振動特性など様々な物理現象を予測し性能評価をすることです。

Merit

CAEのメリット

開発期間の短縮=コスト削減

CAEを使用しない製品開発では、試作品を作成して実物での評価を行います。できた製品が悪いと設計変更を行い再度検証といったトライ&エラーを繰り返すため、多くの時間と費用が必要です。 CAEはコンピュータ上で解析モデルの作成から解析結果の評価まで少人数・短期間で実施できるため、試作品を作成して実験する期間やこれに掛かる人件費を大幅に削減できます。 弊社では実際に製品ができあがるまで3か月はかかるだろうと予想された製品が、解析を行ったことで製作期間が1ヵ月で終わり、且つトライ回数は1回で合格となりました。

不具合の予測や回避、設計根拠を見出すことが可能

素材の成形過程における荷重や変形、温度変化などを可視化して、金型への負荷や摩耗、割れなどの不具合を事前に予測・回避できる他、製品開発自体に無理が無いかを確認することができます。 また、熟練者がいなくなっていく中、若手の設計者が経験する機会を失っているので設計に対する根拠を導き出す事が難しくなっています。 そこで、熟練の設計者が経験されてきた試行錯誤を、若手設計者が数値をもって設計根拠を導き出す事ができます。

環境への配慮

実物や実験環境を準備する必要がないため、エネルギーや廃棄物の削減、CO2の排出量削減に寄与できます。

Utilize

解析の活用方法と実例

金型見積り時

  • 工程内の問題点を検討可能。
  • 工程数の決定に利用。
    1. 板厚減衰、増加
    2. クラック
    3. 穴等の変形
    4. 曲げR  等

金型製作時

【形状変更依頼】
板厚減衰やクラックの軽減の為、曲げR等寸法変更を依頼する際の根拠を示せる。

【ブランク形状】
製品形状からおおよそのブランク形状を解析する為、最終のブランク形状が見つけやすい。

【工程内容】
スプリングバックの見込み。
解析結果を利用し中間形状やすべり込みのR値等を調整する。

実例 1

単型2個共取り 9工程

材質:JSH270F-P 板厚t=2.0

製品画像

解析画像

実例 2

単型 7工程

材質:SUS436L 板厚t=1.0

製品画像

解析画像

実例 3

単型 6工程

材質:JSH270E 板厚t=3.2

製品画像

解析画像

実例 4

単型 4工程

材質:JSH370J 板厚t=4.5

製品画像

FLOW

ご相談から納品まで

量産も携わってきた弊社の技術者が、生産者並びに設計者の立場に立って、問題や疑問などをご相談に応じ、支援いたします。

  • 解析の条件設定が分からない
  • 解析結果の妥当性が判断つかない
  • 金型製作段階での工程数が妥当なのかわからない etc..

CAEにおいてお悩みがありましたら、弊社にご相談ください。